好きな音楽のはなし
こんにちは。久しぶりにはてなブログを書きます。
自分が好きな音楽はどのような音楽なのかという問いに対して、最近ひとつ納得のいく答えを思いつきました。
この記事では、自分の好きな曲を紹介しながらその話をしようと思います。
どうやら僕は「それぞれの楽器が半音感のある動きをしていて、それらが重なることで生まれる美しい和音」が好きらしいです。
たとえば、アル・ジャロウのMornin'という曲がその一例です。
youtubeの動画の1:52~を聴いてみてほしいです。
歌以外にも、キーボードや弦楽器が美しい旋律を奏でながら動き回っています。
ひとつひとつの楽器は半音の移動を多く含む動き方をしていて、それらが重なりあうことによってテンションコードの響きが生み出され、ジャズのような気持ちよさが感じられます。
この「半音感のある動きと、その重なり」に僕は感動することが多いなあと思います。
このような美しさを持つ音楽をほかにもいくつか紹介します。
・さみだれダイアリー / ブルー・ペパーズ
最近の日本のアーティストから一曲紹介します。
この曲はギターの動きがとても美しいです。
たとえば、Aメロの2カタマリ目の4小節目から5小節目にかけては、ミ~ソ♯~シ~というギターの動きが全体のコードに対して効果的に機能しています(コード名を書くとGM7b5/A → G6(b9) → CM7b5/Gbでしょうか)。
b5→5や9→b9といった半音の動きも曲の中で多用されています。
ブルー・ペパーズは僕の一番好きなアーティストなのですが、「コバルトブルー」や「星空と孤独のマスカレード」といったほかの曲もとても美しく、大好きです。
・恋の詩より恋だっちゃ? / 温泉むすめ 秋保那菜子(CV:高橋花林)
続いてはアニソンから一曲紹介します。
めちゃくちゃかわいいですね。声優さんの歌い方も曲にぴったりです。
メロディラインに見られる半音の動きが曲のかわいらしさに効果的に働いています。
さらに、エレピも背後でころころと動きまわっていて、この曲のオシャレな雰囲気を作るのに重要な役割を果たしているのでしょう(特にAメロが好きです)。
サビの管楽器の動きも明るくてよいですね~
・Touch! / JO1
最後は男性アイドルグループの曲です。
Aメロは同じメロディが2回繰り返されるというよくある形式ですが、エレピの和音の動きが気持ちよく、さらに2周目で出てくる「目を合わせられない」のハモリがきれいすぎます(「れ」のところで衝突しているように聞こえますが、Caug/Gbとコードを解釈すれば分数augになりますね)。
Bメロの「膨らんだ心が」のところもコードが複雑で好きです。
さらにサビもGm7b5から始まるということで、このように曲のいたるところにびっくり要素がちりばめられている面白い曲です。
さて、曲の紹介はこれぐらいにしておこうかと思います。
もしも僕が好きそうな曲を知っている方がいましたら、コメント欄やTwitterで教えてくださるとありがたいです!